こんにちは、ゆいです。
今回は、ウガンダ滞在中の詳細レポートを共有していきたいと思います。
ウガンダの街並みや訪問した学校やコミュニティ、現地で出会った人たちや、広大なサファリなど、リアルなウガンダのお届けします。
一緒に旅行に行った感覚で、楽しんでいってください^^
目次
1日目:首都カンパラ
エンテベ空港から車で約40分、首都カンパラへ。
カンパラは中心街は高層ビルもあるし、バイクタクシーや車もガンガン走っていて活気がある!
明日からは、いよいよ今回の訪問のメインイベント、北部グル市の職業訓練施設訪問へ。
2日目: 北部グル市の職業訓練施設訪問
朝ホテルに集合して、カンパラから車で約6時間、北部のグル市へ出発。
元少年兵・少女兵の訓練生の方たちの歓迎の歌とダンスの後、一緒にランチを食べながらお互いにスピーチをしたり、授業を見学させてもらいました。
そのあと、ご一緒した武道家の方が日本の武学を現地の人たちに教えたり、少人数で少年兵の頃の経験や訓練所に来てからのこと、今考えていることなどをゆっくりお話させていただきました。
つらい経験を思い出させるのが申し訳なくて、なかなか踏み込んだ質問をしずらかったけど、
「私が生き延びることができたのは、神様が他の人を助ける役割を私にお与えになったからとしか思えない」
と語る訓練生の方の話を聞いて、少年兵・少女兵の過酷すぎる体験は、遠い世界の物語じゃなくて現実の話なんだという臨場感が湧きました。
「知識は誰にも奪われない。私は他の人の役に立つことができる。子どもに服を作ってあげられる。ご飯を食べさせてあげることができる。知識を学ぶ機会を与えてくれてありがとう。」
という訓練生の方の言葉は、一生忘れないと思います。
3日目:グル市の支援先の学校訪問
3日目は、グル市の支援先の学校訪問へ。
100万円の寄付で建設した新校舎の視察に伺いました。
この学校では、約200名の子どもたちが学んでいます。
この地域はもともと学校がなくて、この地域出身の実業家の男性が、地域の子どもたちのために自費で学校建設をしたのが始まり。
学校の教師11名分のお給料は、今もこの実業家男性のポケットマネーで賄われている。
僻地で学校がないので、毎日片道2時間歩いて通ってくる子どももいる。
一番の課題はとにかくお金がなくて学校に通い続けられない子どもたちが多いこと。
1年生で入学した子どもたちも、7年生になる頃には人数が10〜20%程度に減ってしまう(通い続けられない子が大半)
現在も、授業料を払えている子どもたちの方が少ない。
教師や地域の大人たちが助け合って子どもたちを学校に行かせている。
お金がなくて勉強できない。電気も水道もないし、水の衛生状態も良くない。
身体が弱い子は5歳まで生き延びることができなくて、自然淘汰されてしまうらしい。
厳しい環境の中でも、元気で真っ直ぐな子どもたち。
「弁護士になって困っている人を助けたい」
「大統領になってウガンダをもっと良い国にしたい」
と話してくれる様子が印象的でした。
その夢を叶えて欲しいし、そのためにも学校に通い続けて欲しいなあ。
午後は、職業訓練施設の卒業生たちが営む洋裁店を見に市場に行きました。
訓練施設の卒業生は、施設からミシン1台貸与してもらい、3ヶ月分の家賃を補助してもらってお店を開業する。
3ヶ月の間に固定客を掴めるかどうかが肝。
市場では特にお店の看板等もなく、社交的な人ほどお客さんを捕まえやすい(あとは、仕立ての腕が良いと固定客が付きやすい)
今回訪問した卒業生たちはみんなビジネスは順調そうだったが、「お金がない」と困っている割には、あまりお金稼ぎにはガツガツしていないのが不思議だった。
(現地のスタッフさん曰く、お金を稼ぎたい気持ちはあるが、目立って嫉妬や妬みを買うのを避けたがる傾向があるので、表向きにはあまり積極的に商売をしないのだとか。看板、お店のディスプレイ、キャッチコピー、セールストークなど、色々協力できることは多そうな印象。)
グル市は市街から少し離れると、水道や電気が通っていなかったり、舗装されていない道路も多い。
という中で、電気もエアコンもあって、お湯が出るホテル(水圧が激弱でチョロチョロなのと、時間帯によっては10分くらい待たないとお湯が出てこない)は超贅沢品なんだろうなあ。
貧富の差は非常に感じました。
でもとにかく、現地の人たちのエネルギーがすごい。
4日目:ウガンダのサファリでキリンの群れに出会う
学校や施設訪問を終えて、グル市から首都カンパラに戻る途中、マーチソン・フォールズ国立公園のサファリへ。
広大なサファリ、めちゃくちゃ楽しかった!!
この後はさらに5時間ほど車で走って、首都カンパラへ。
最終日:カンパラの孤児院&コミュニティ訪問
帰国便に乗る前に、急遽カンパラの孤児院とコミュニティ訪問へ。
躍動感いっぱいの歌とダンスと演奏。
一緒に楽器を演奏させてもらったり、突然のダンスバトルに参加したり。
みんなパワフルでフレンドリーで、とても楽しかったです。
急な訪問だったにも関わらず、雨の中みんな満面の笑顔で迎えてくれました。
雨の中裸足で、生活環境も衛生状況も決して良くない中、力強くパワフルに生きているウガンダの人たちのエネルギーを感じた5日間でした。
本当に価値観が変わる貴重な経験だった。
この旅の総括や学びについては、こちらの記事で書いているのでぜひ読んでみてください。
貴重な経験をくれた現地の方々、NPOの皆様、ご一緒させていただいた視察ツアー参加者の皆様に心から感謝です。
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