こんにちは、ゆいです。
先日、広尾の超人気店 「鮨 心白」さんに行ってきました。
こちらのお店は予約が取れないことで有名で、
1年前に予約をしていた友人に連れて行ってもらい、遂に訪問。
お料理もサービスも、本当に素晴らしかったです。
この写真は、美味しかったお料理のごくごく一部なのですが、
一品一品のクオリティの凄いこと。
食感、香り、味わい。
一品ごとに違う感動があり、
店主のユーモア溢れるお話で知的好奇心も刺激されながら、
五感をフル回転して楽しんできました。
12時にスタートし、終わったのは17時(笑)
いやー濃かった。
5時間の”食のエンターテイメント・ショー”みたいで、
ものすごい密度とボリューム感でした。
ただひたすら、美味しさに感動し、食材や包丁などの話に感心し、
プライベートな話もして盛り上がり、その中で店主の人間性を感じられたり。
驚いたのは、1年前の訪問客のことをちゃんと覚えていること。
「前回こちらの席に座っていらっしゃいましたよね」と。
同行者の一人が、「このジュース混ぜてみたら美味しそう」と言えば、
「いいですね、じゃあちょっとやってみましょうか!」
とその場でミックスジュースを作ってくれる柔軟さとサービス精神。
店主は、これだけの美味しい料理を提供しながら、
舞台に立つ役者さながらの、圧倒的なエンターテイナーでした。
ここまで楽しませてもらったら、それはお客さんファンになりますよ。
お会計はお酒代も入れて一人22,000円でした。
でも満足度めちゃくちゃ高い。
2019年の予約は既に全部埋まっているとのことでした。
密度の濃い5時間を過ごして、改めて感じたのは、
ビジネスの本質は、お客さんを喜ばせることが全て
ということ。
飲食業でよくあるのが、
「美味しい料理さえ出しておけば、お客さんは来るはずだ」
と思っているパターン。
実際、すごく美味しいもの、丁寧に作られた素晴らしいものを
出しているお店もたくさんあるし、
「圧倒的な美味しさ」を提供することで成功しているお店もたくさんある。
でも、「美味しいもの」さえ出していればいいわけではなくて。
どこのお店もそれなりに美味しいものは出しているし、
料理にそれほど大きな違いがなければ、接客が素晴らしかったり、
お店の人が自分のことを覚えていてくれたり、
楽しい会話ができるお店に行きたいと思うのが人間だと思うんです。
本来飲食店の価値は、
「ご飯の美味しさ」で測られるべきかもしれないけど、
実際は、
全てのお客さんが「美味しさ」だけを基準にお店を選んでいるわけではない。
美味しさって主観的なものだから、好みによっても変わるし。
飲食はサービス業だから、いかにお客さんを喜ばせるかが全て。
美味しい料理を提供するのは、お客さんを喜ばせるための手段の一つ。
手段と目的を取り違えてはいけない。
これもよくある失敗パターンは、
お店側が自分たちの料理に誇りを持っていて、
「結局美味しいものを作っても、良さが分かる人ってごく一部なんだよね」
と、お店側が言ってしまうケース。
お客さんが何を求めているかではなく、
自分たちの提供したいものを提供しようとしてしまっている。
だけど、世の中は需要と供給で成り立っているわけだし、
どんなに努力して素晴らしいものを提供しても、
それが相手の求めていることじゃなかったら意味がないわけで。
ここは冷静に客観的になるべき。
飲食に限らず、ビジネスでも恋愛でも、
「いかに相手を喜ばせられるか」が全てだし、
それが出来る人が成功していくんだと思います。
自分自身もこういう客観視が出来ていなくて失敗したり、
独りよがりだったな〜と反省することも今でもあるけれど、
でも常に冷静な視点と客観性は失わず、
「いかに相手に喜んでもらえる価値提供をするか」ということは、
心に留めて仕事をしていきたいなと今回改めて思いました。
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