映画「ボヘミアン・ラプソディ」から学ぶ すぐに活かせるマーケティング手法

こんにちは、ゆいです。

先日、やっと気になっていた「ボヘミアン・ラプソディ」を見てきました。

映画の感想と、

「ボヘミアン・ラプソディー」から学ぶ 商品プロモーションや

ブログにおいてすぐに活かせるマーケティング手法について

書いていきたいと思います。(ネタバレありです)

目次

ボヘミアン・ラプソディのレビュー

まわりの評判も良かったので楽しみにして行ったのですが、本当に素晴らしかったです。

一番印象的だったのはフレディーの悩み苦しみながらも自分を貫く生き方ですね。

映画の冒頭でも、歯が大きいことをからかわれたり、

「パキボーイ」とバカにされたり、家族からも理解を得られず、

ビジュアル的にも環境的にも、必ずしも恵まれた環境にいたわけではなかった。

さらには、バンドのメンバーに対しても傍若無人に振舞ったり、

足手まといだと切り捨てたり、

身勝手で人間的にも必ずしも「良い人」と言える人間ではなかった。

でも、自分自身も悩んだり、傷ついたり、人を傷つけたりしながら、

ただただ本気で全力で生きている。

どんなことがあっても自分自身を貫いている。

そんなフレディーが、メンバーに謝罪をしてバンドを再結成し、

ライブ・エイドの出場に向けての練習後に、

メンバーに自分自身がエイズであることを打ち明けます。

この時に彼が放った「I decide who I am」という言葉には

鳥肌が経ちました。

「同情なんかするな、悲劇の主人公になるつもりはない。

自分がだれであるかは自分が決める。」

この後のライブ・エイド本番での「We are the champion」はやばかった。

フレディーが歌う歌詞の言葉ひとつひとつの、

強烈なメッセージに揺さぶられました。

「自分が誰であるかは自分が決める」

ただただ自分もこんな風に、自分を貫く生き方をしたい。

それはフレディー自身も悩み苦しみながらも

突き進んでいった生き方そのもので、

楽ではないけれど、

誰もが心の底では憧れて願っていることだからこそ、

これだけ多くの人の心を打つし、

そんな生き方をしてきたフレディから紡ぎ出された音楽だからこそ、

多くの人を励まし勇気付ける力があるんだと思いました。

また改めてクイーンの曲を聞いて、ねじ巻き直して頑張ろうと思いました。

この映画を見れて良かった。


さて、ここまでが映画の感想ですが、

次からはマーケティング手法について、ちょっと現実的な話をしていきます。

映画は壮大な広告作品。「ボヘミアン・ラプソディ」から学ぶ「感情的価値」の威力。


はい、ということでいきなり何のこと?っていう感じの見出しですが。

まず、あまり多くの人は意識していないと思いますが、

ビジネス的には「映画」っていうのは「広告」なんです。

映画自体はそれほど儲かるビジネスではないのですが、

当たり前ですが、ちゃんと商業的な目的があって作られています。

例えば、有名なディズニー映画。

私も大好きですが、「ディズニー映画」の目的はビジネスのための

「広告宣伝」です。もちろん、ディズニー映画をみて感動したり、

勇気付けられたり、子供の頃からみんなが大好きになっていく

夢のあるストーリーに溢れていますが、

それはちゃんとした目的があってのこと。


ディズニーがどうやって稼いでいるかご存知ですか?

ディズニーの主な収益源は、

「テーマパーク運営」と「ライセンスビジネス」です

映画はそれほど儲かるビジネスではありません。

テーマパーク運営は分かりやすいと思いますが、

「東京ディズニーランド」や「東京ディズニーシー」の運営による収益ですね。

お客さんにディズニーのキャラクターを好きになってもらい、

キャラクターを使ったアトラクションや

エンターテイメントのコンテンツを充実させてお客さんを楽しませ、

入場料や年間パスポート、グッズ販売等で収益を得ています。


もう一つはライセンスビジネスです。

一言でいうと、ディズニーのキャラクターを使用する権利を他社に提供して、

対価として使用料を徴収しています。

なので、例えば銀行がディズニーの絵柄の通帳を作れば、

ライセンス料としてディズニーにお金が入るし、

ミッキーのTシャツやぬいぐるみ、文房具などを作って販売すれば、

そこからもライセンス料としてディズニーに収益が生まれるわけです。

ライセンス料を徴収しながら、

さらには生産されたグッズが勝手にディズニーの宣伝までしてくれるという、

強力なビジネスモデルが構築されています。


でも、どうしてこんなことが出来るのか?

見方を変えれば、ただの「ネズミのぬいぐるみ」に過ぎないものに、

お客さんが「ミッキーマウス」としての価値を感じることができ、

ブランドとして確立しているのは、

ディズニーが映画を通じて作り上げたストーリーがあるからです。

映画を通じて感動的で夢のあるストーリーに触れることで、

私たちは、ミッキーマウスという「概念」に魅力を感じるようになるのです。

映画は、ディズニーのキャラクターに魅力を感じ好きになってもらうための

「広告」としての役割を果たしています。

そして、

キャラクターに魅力を与えるために

映画の中にふんだんに盛り込まれているのが、

マーケティングの用語でいうところの「感情的価値」です。

「ボヘミアン・ラプソディ」の中で、私たちが感動し、

心を揺さぶられるのも、この「感情的価値」によるものです。

なので、自社の商品プロモーションを行う際、

自分のブログで多くのファンを作りたいと思っている時は、

この「感情的価値」を取り入れることで、

魅力を効果的に伝えていくことができます。

感情的価値ってなに?どうやって活かせばいいの?


マーケティング的な観点では、商品の価値を、

機能的価値感情的価値の二つに分けることができます。

「機能的価値」とは、

その商品を買うことによって得られる機能

(iPhoneでいうなら、電話やメール、インターネット、

アプリを使うことによって得られる便利さ)、情報、知識、ノウハウ等です。

「感情的価値」は、

その商品を買うことによって得られる楽しさ、面白さ、感動、共感、

モチベーションアップ、等、機能的価値以外の価値を指します。

機能的価値と感情的価値の一番大きな違いは、

「感情的価値は代替が利かず、
  相手をファンにする威力が強いこと」

です。

「機能的価値」だけの場合、

さらに良い機能や便利な機能が現れたとき、

人は簡単にそちらに移っていってしまいます。

でも、「感情的価値」を感じて商品や作者のファンになる場合、

それはその特定の商品や人の魅力に共感しているので、

代替が利かないのです。

「ボヘミアン・ラプソディ」のストーリーは、

まさに見た人を感動させ、

フレディの生き方に共感や憧れを持たせることで、

視聴者がクイーンについて感じる価値を倍増させ、

ファンにしていくことができるのです。

ディズニー、映画、漫画、小説、テレビのドキュメンタリーやドラマ、

お笑いコンテンツなど、身近な「感情的価値」の威力は、

枚挙に暇がありません。

感情的価値の具体的な活用法


では、「感情的価値」を理解したところで、具体的にどうすればいいのか?

私はよく調べ物をしている時に、

探している情報についての詳細な説明を丁寧に書いてくれている、

ありがたいブログに遭遇します。

すごく助かるし、ありがたいなーと思うのですが、

こういうウィキペディア的なコンテンツは、

閲覧することはあっても、著者のファンにはなかなかなりません。

「あー助かった!」と思ってページを閉じて終了です。

著者自身に魅力を感じているわけではないので、

「他の記事も読んでみたい」とは、あまりならないわけです。

一生懸命丁寧な説明をしていて、

もったいないなと感じるブログが結構多いです。

他にも、買い物に行くとお店の販売員の方は、

とにかくその商品の「機能的価値」について説明をしていることが多いです。

でも、本当はお客さんは

「その商品を買うことで手に入れたい未来や、理想の状態」等、

感情的な価値を求めているケースが多いのです。

(例えば、英会話教室の説明を聞いた時、

その英会話教室の授業内容や他社と比べてどのくらい安いか、

の説明を聞くよりも、

「英会話が出来るようになったらどんなに素晴らしい未来があるのか」

をリアルにイメージ出来た方が、

楽しそうだしモチベーションも上がって頑張れそうな気がしませんか?)

なので、

商品プロモーションやブログを書く際には、

「感情的価値」を盛り込んでいくことを意識してコンテンツを作っていけば、

他との差別化や、

自分のコンテンツへのファン化がとてもしやすくなります

例えば商品プロモーションをするのであれば、

「その商品が生まれるまでのストーリーやどんな想いで作られたものなのか」

「その商品を使ったら、どんなに素敵なことがあるのか」

を相手がイメージできるようなコンテンツを作っていく。

ブログを書くのであれば、単に丁寧な説明や解説をするだけではなく、

自分自身の自己紹介や、これまでの生い立ち、価値観、

考え方などを積極的に盛り込んでいくことで、

自分自身の人間性や魅力を伝えていくことができます。

成果が出ている商品やブログは、

この「感情的価値」を上手く使いこなしていると感じることがとても多いです。

是非「感情的価値」を意識した

コンテンツやプロモーションを実践してみてくださいね。

以上、「ボヘミアン・ラプソディ」のレビューと、

そこから学ぶマーケティング手法についてでした。

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私は、大手商社を退職後、年収5億円の25歳起業家に弟子入りし、ウェブマーケティングを学びました。
 
現在は、フリーのマーケティング・コンサルタントとして活動中。
 
 
 
 
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