【書評】『人生の勝算』前田裕二氏の感想・ポイントまとめ

こんにちは、ゆいです。

少し前に読んだ前田裕二さんの『人生の勝算』について、改めてまとめてみました。

 

『人生の勝算』の要点と総評

 

前田さんの半生とShowroomの事業立ち上げまでのストーリーについて書かれた本。熱量と努力によって報われる世界を作りたい」という思いを生きる上での根源的なモチベーション・原動力に、圧倒的な努力によって道を切り開いてきた生き方が、強烈に印象に残りました。

前田さんは私と同世代なのですが、同じ人生の時間をこんなにも真剣に密度濃く生きていた人の半生を目の当たりにしたことで、しっかりと自分の軸(コンパス)を明確にして、大切に真剣に1日1日を生きていきたいと思いました。

前田さんの自伝であり、示唆に富んだ人生の戦略書であり、マーケティング書としても非常に勉強になりました。

「毎日なんとなく満たされない」「惰性で生きてしまっている」と感じている方には、特に是非読んでいただきたい本です。

 

印象に残ったメッセージ・フレーズ

 

人生戦略関連

 

人ではなく、自分の運命に打ち勝つ。そのために必要なものは「絆」「努力」「コンパス」

・「コンパス」=「自分が人生を懸けて何をするのか見定める」ことの重要性。

・ 掘るべき場所、解くべき問題はここ、と本質を見極めた上で行動を起こすことの重要性。

・確信を持って努力ができる状態にするためには、自分の努力の方向性が自分の目指すものに繋がっていると確信が持てるまで、しっかりと見定めること。(自分の進む道は、現時点では少なくともこれで間違いないと言える、信じ切れるところまで見定める作業を徹底すれば、モチベーションは身体から湧いてくる)

 →自分の軸(目指すもの)を明確にすること、そしてそれに直結していると確信出来るまで自分が取るべき行動をしっかりと見定める、行動を決めたら全てのエネルギーを注いで結果が出るまで徹底的に努力する。「当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続ける」

・とにかく人に好かれること。①誰からも好かれてサポートしてもらえる環境を作ること、②自分一人で出来ることには限界があり、チームとして最強になることに注力する。

 →人を好きになる能力が大事。あと、「他者の目」同じ景色をどれだけ想像できるかが超大事。

 

マーケティング関連

 

・ Showroomは、「コミュニティの力学」を最大限活用し、今までになかったエンターテイメントを目指す。

・コニュニティの力学とは、コミュニティを構成する5つの要素(※)によって、顧客をコミュニティ(運営側) に引き込むことにより、商品やサービスを顧客にとっての特別な体験   (=「他人の物語」ではなく「自分の物語」) にし、ロイヤリティの高いファンにしていくという考え方。

・「モノ・コンテンツ消費』から「人・ストーリー消費」へ、

 「他人の物語消費」から「自分の物語消費」へ

 →「白いパラソル」を歌って得た1万円は、「子供が自分のためだけに1週間練習してくれた」という「自分のストーリー」に対して支払っているもの。人は絆にお金を払う。

 

・  人々がエンターテイメントに求めるものは「インタラクション」

 (Performanceの質やブランドではない)

 

   ※ コミュニティの5つの要素

   ①余白(=不完全性)
    →ファンに「自分が応援しなければ」という気持ちを持たせる

   ②常連客      
    →常連客を「中の人」にしてしまう。ダメなスナックのママの店

   ③仮想敵の存在(AKBでいう総選挙、ライバルに勝たせるという使命感)

   ④共通言語(アールグレイハイ、アバターのドレスコード)

   ⑤共通目的  
    →ファン同士の横の連携を生み出す

 

これらで成り立っているのがAKBであり、スナックであり、よなよなエールである。

(よなよなエールは、ファン向けのイベント開催などをして、その場で一緒に商品企画や運営の悩みなどを顧客と話すことで、みんなで余白を埋めていく体験をする。そうすることで、よなよなエールは、顧客にとって、他のビールとは全く異なるストーリーを持ち、オンリーワンの価値あるものになっている。) 

 

人生の戦略書としても、マーケティングの観点からもとても勉強になる良書でした。

 

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