「ネットで『女性』に売る 数字をあげる文章とデザインの基本原則」要約とレビュー

こんにちは、ゆいです。

今日は、最近読んで面白かった本をご紹介します!

こちらの、ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則という本です。

マーケティングは心理学がベースですからね。

女性にモノやサービスを売る仕事をしている人や、女性の心を掴みたい男性は、女性の深層心理を理解すべし、です。

この記事を読むメリットがある人
✔︎ ビジネスで女性にモノやサービスを売る立場にある人
✔︎ 男性と女性の現実の認識の違いに興味がある人
✔︎ 女性の衝動買いの心理学的な理由を知りたい人
✔︎ 女性心理を理解したい男性(笑)

 

ということで、内容のご紹介に入っていきたいと思います。

 

女性が買い物に求めているものって、何だと思いますか?

・楽しさ?
・気分が上がること?
・買い物を通して、理想の自分が手に入ること?

実は、女性が求めているものは、「本来の自分を取り戻すための魔法」なんです。

 

どういうことなのか、順番に説明していきますね。

まず、大前提として、女性と男性では、現実世界の認識の仕方が違います

現実をあるがままに認識する男性と違い、女性は現実をあるがままには捉えていません。

たとえば、「シンデレラ」などのディズニープリンセス

シンデレラは、継母やお姉さんにいじめられ、灰にまみれながら掃除をして暮らすシンデレラが、ある日魔法の馬車で美しく変身して舞踏会に行き、王子様に見初められて、お城で幸せに暮らす物語です。

他にも女性に愛される、アプンツェルやアナと雪の女王も、物語の根底に共通するのは「本来の自分を取り戻す」ストーリー

 

女性は「自分は本来お城にいるべき」と無意識的に思っていて、「本来の自分を取り戻したい」という欲求と、現実に対する「何かがおかしい」という欠乏感をかかえている。

自分は本当は、もっと何不自由ない幸せな暮らしをしているはずなのに、何かがおかしくて、今の現実がそうなっていない、と捉えています。

それは、機械が故障しているような感覚。今、一時的にうまくいっていないけれど、どこかの歯車の故障が直れば、自分は本来あるべき場所にいけるはずだ、と。

「本来あるべき状態」に戻るだけなので、その状態になるために、大変な努力が必要だとは感じていません。だからこそ、「一瞬で本来の自分を取り戻せる魔法」があると無意識に信じているのです。

シンデレラなどのディズニープリンセスが、時代を超えて愛され続けるのは、女性自身が自覚していない、無意識の欲求に響くストーリーだから。

もしシンデレラが男性だったら、灰にまみれた生活をしている現状をありのままに捉え、目的地であるお城にたどり着くための戦略を立てて、様々な困難を乗り越えながら、目的を達成していくヒーローもののストーリーになっていたかもしれません。

 

ここまで、本書のポイントである、女性の深層心理についてのお話です。

女性の皆さん、ここまでのお話をどう感じますか?

私は、目から鱗だったけれど、「ああ、確かに…」と思う節がたくさんありました。

自分がこれまで、どういう時に衝動買いをしたり買い物をしたりしてきたのかを振り返ってみると、確かに思い当たる節がたくさんあるのです。

「これを着れば、理想の自分に近づける」と思って買った洋服たち

「メイクやパーソナルカラーを学べば、もっと自分本来の美しさが引き出されるかも」と思って買ったコスメや美容講座。

仕事もプライベートも、確かに「自分が本来あるべき場所」を目指して頑張っていた実感があって、自覚していなかった自分の心の奥を、言い当てられた様な衝撃がありました。

それは、別の誰かになろうとしていたというよりも、「本来もっと素晴らしいはずの自分」を見つけたいという欲求。

そして、それを叶えてくれる「魔法のアイテム」を求めて、買い物をしていました。

 

女性が衝動買いをしてしまう心理は、「魔法の馬車に出会ったシンデレラ」の心理に似ています。

一瞬にして、自分を本来あるべき場所に連れ戻してくれる魔法に出会ってしまうと、「買わない」という選択肢がなくなります。

 

だから、女性にモノを売りたいのなら、

「魔法の馬車」との「運命の出会い」を演出してあげればいい

 

そのための具体的な手法は、本の中でもたくさん紹介されていますので、興味があれば見てみてください。

そして、この視点で世の中を見てみると、まさにこの女性の心の中の「シンデレラ」に訴えかける広告やPRが多いことに驚きます。

コピーライティングの世界では、「シンデレラが憧れる世界をつくる」というのは、王道であり鉄板ではあるのですが。

例えば、資生堂が毎年、数量限定でやっている「スノービューティー

化粧品の国内トップの資生堂が、販促のために、毎年莫大な広告費をかけて制作している短編ドラマ。

これは2017年の高橋一生さんと、武井咲さんが出演しているものですね。(前編、後編あり)

これ、多くの女性にとっては、ちょっとキュンとするような切ない世界観だと思うのですが、男性にとっては、何がいいのかサッパリ意味不明だと思います(笑)

感想は人それぞれだと思いますが、世の中の女性のマジョリティが憧れる世界観や要素を、これでもかと凝縮して詰め込まれていて、マーケティングの勉強のための材料としては、うってつけかなと思います。

 

短いCMだったらこちらとか。

このスノービューティーや、女性誌などの雑誌でも、「魔法」というキーワードは驚くほどたくさん使われていますよ。

 

この女性心理は、「原理原則」なので、これを理解しておくと、商品やサービスを作るときも、広告やPRを考える時にも応用が利き、すごく役立つのではないかと思います。

こういうの考えるのは面白いな、と改めて思いました。

女性の皆さま、(男性の皆さまも)、ぜひ感想お聞きできたら嬉しいです!

 

それでは、このあたりで。

 

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私は、大手商社を退職後、年収5億円の25歳起業家に弟子入りし、ウェブマーケティングを学びました。
 
現在は、フリーのマーケティング・コンサルタントとして活動中。
 
 
 
 
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