「迷路の外には何がある?」チーズはどこへ消えた?のその後の物語。感想・レビュー

 

こんにちは、ゆいです。

『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語を読みました。

 

前書「チーズはどこへ消えた?」では、

変化する世界にいかに適応するか」がテーマでした。

 

今回読んだ「迷路の外には何がある?」は、

「チーズはどこへ消えた?」の読者から寄せられた質問に対して

筆者が答えを示した本です。

 

 

その質問というのは、

なぜ、変化に適応できる時もあれば、できない時もあるのか?

どうすれば、変化する世界にもっと素早く容易に適応できるのか?幸せになれるのか?

 

この様な質問がたくさん寄せられたんですね。

 

で、これらの質問に対して、筆者からは、

変化に適応するためには、自分の古い「信念」の檻から出ることだ

という回答が示されました。

 

 

物語の中で語られているのは、

「信念」の持つ力の強大さと、「信念はいつでも簡単に選べる」ということ

詳しくは後述していきます。

 

 

私は、成功するためには「マインド」と「方法論」の両方が必要だと思っています。

どちらかだけでは難しい。

 

この本は、特に「マインド」の面において、

自分の信念や考え方を振り返るきっかけになりました

30分くらいでサッと読めて、前向きな気持ちになれる本です。

 

自分用の備忘録も兼ねて、要点と感じたことを書いていきたいと思います。

 

目次

「信念」の力は強力だけど、どんな「信念」を持つかは自分で選べる。

 

 

この物語の主人公は、チーズを求めて迷路の中を彷徨う二人の小人。

自分の今持っている「信念」を変えることの必要性に気づいて

行動を変えていくことで、迷路の外の素晴らしい世界に行くことができた

という物語です。

 

 

信念」というと難しく聞こえますが、「自分が真実だと信じる考えのこと」。

あなたを向上させてくれる信念もあれば、あなたの足を引っ張る信念もあります。

 

 

信念の力は強大です。

 

どんな信念を持っているかで、人生は180度変わります。

 

自分には夢を実現できる力がある」と信じている人と、

自分には、何の能力も価値もない」と思っている人とでは

 

持っている能力は同じだったとしても、全く異なる人生を歩むでしょう。

 

これはイメージ出来る人も多いのではないでしょうか。

 

私自身も経験があります。

自分に自信がなくて、まわりの顔色ばかりうかがって生きていた時。

毎日毎日、「私は何のために一日中この仕事をしてるんだろう」と思いながら

ロボットの様に会社に行く生活を送っていた時。

人生は、空虚でつまらなくて、希望の見えない灰色の世界でした。

 

 

一方で、小さなことでも出来なかったことが出来る様になった時。

自分がしたことで、誰かに喜んでもらえた時。

ちょっとしたことでも、「自分にも出来るんだ!」と思えた時は、

希望が持てたし、世界は一気に明るくなりました。

 

一時的にでもこんなに変わるんだから、

自分の足を引っ張る信念」を持ち続けたまま人生を歩んでいくのは、

結構なホラーですらありますね。

 

 

ここで大事なのは、

あなたの考えはいつでも変えられるし

今の「信念」がよくないと思ったら、

いつでも新しい信念を選び取ることができるということ

 

 

たとえ信念や考えを変えても、それはあなた自身が変わってしまうわけではない。

 

 

 

 

だから、まずはあなた自身が持っている「信念」

真実だと信じていることを、「それって本当にそうなの?」と疑ってみることが第一歩

 

 

 

例えば、私自身が昔「真実」だと思っていたこと。

 

  • この人は自分とは違って頭も良いし、能力があったから成功したんだ

  • 成功するには、特別な才能やセンスが必要なんだ

  • 起業はリスクが高い。失敗したら人生終わりだ。

  • 給料の高い大手企業に就職するのが世の中の勝ち組

  • 借金は怖いことだし、クレジットカードは危ないもの

  • 食事は1日3食しっかり食べるのが良い

  • 私が結果が出ないのは、頭が悪いから

  • この人に嫌われたら大変なことになる

  • 仕事ができない奴だと思われたら大変

 

どれもこれも、今となっては勘違い甚だしくて笑ってしまう内容だけど、

でも私は当時大真面目にそう思っていた。

 

「信念」が間違っていると、努力の方向を間違えたり、

そもそもやる前から勝手に自分の可能性を潰してしまう

 

 

「信念」は、人生を飛躍させることも出来れば、

人生を簡単に潰してしまうこともできる

だからこそ注意が必要だ。

 

 

この本を読んで、

改めて「今自分は間違った信念に囚われていないか?」を

定期的にチェックしていこうと思った。

 

 

迷路は現代の大人そのもの。まずは迷路の外の世界を信じるところから。

 

 

この話を初めて読んだ時、「どうして『迷路』なんだろう?」と思っていました。

その答えを、本書の後半で見つけました。

 

迷路から出ることは、自分の古い信念の檻から出るのと同じことだとヘムは思った。

たぶんそれが迷路の本質なのだ。

 

自分が「古い信念」に囚われることで、迷路の中から抜けられなくなってしまう

 

 

同時に、「迷路」と聞いて私は世の中の大人たちの姿が目に浮かんだ。

 

世の中の大人たちは、迷っている人がとても多い

 

どうすれば成功できるのか?

どうすれば幸せになれるのか?

 

何をどうすれば答えにたどり着くのかわからないまま、

毎日目の前の仕事を一生懸命にこなし、

自分のために使える僅かな時間を使って、自己研鑽に励む。

 

ブログを書いたり、本を読んだり、資格の勉強をしたり。

 

出口が分からない迷路の中で、チーズを求めて動き回る小人たちの姿と重なった。

 

正直、今の日本の教育制度では、迷う大人がたくさん生まれるのは当然だと思う。

 

日本は資本主義社会だ。

資本主義社会というのは、「資本家」が富を増やしやすく

労働者はいつまでの労働から抜けられない構造になっている

 

起業するなり、なんらかの方法で「資本家」側の世界に行かなければ、

生活の糧を得るために、一生働き続けるしかない

 

それが資本主義のルールだ。

 

でも、日本の教育では、「資本主義社会」の本当の意味も教えないし、

子供がお金について考えることを、タブー視する風潮すらある。

 

お金を稼ぐことは、本来、誰かに価値を提供することができた結果だ。

それは喜ばしいことだし、誇って良いことだと思う。

 

それなのに、なぜ「お金を稼ぐこと」をまるで悪いことの様に教育するのか?

(テレビやドラマでも、お金持ちは大体強欲な悪役として描かれる)

 

今の日本の教育は、

学生たちが無思考に企業に就職する流れを作り、

 

企業に都合の良い「組織に逆らわず与えられた仕事を淡々とこなす労働者」を量産している。

 

どうして子供たち一人一人の才能を見つけて伸ばすのではなく、

みんなと同じであること」を強いる教育をするのか?

 

 

大切なことを何一つ教えられないまま、

資本主義社会に突然放り出された大人たちが、迷わないわけはないのだ。

 

 

こういうところに、社会の不条理を感じる。

日本の教育制度については、怒りすら覚える。

 

 

以前の私がそうだった様に、

多くの人が持っている「信念」は、こういう教育によって培われたものだ。

 

 

だからこそ、自分で「それって本当にそうなの?」と気づくことが本当に大事なのだ。

まずは「迷路の外の世界があることに気づく」。

気づくことが出来れば、変えることができる。

 

 

今の日本社会に生きているのなら、

自力で「労働者」から「資本家」の世界に脱出することができる環境は与えられている

 

 

そういう意味では、万人に可能性が開かれた、

とてもフェアで夢のある時代だとも言える。

 

近年最大の変化である「インターネット」。チャンスに気づいている人は少ない

 

本書のテーマは「変化する世界への適応」である。

 

歴史上、これまでも革命的な変化はたくさん起こってきた。

 

約1万年前に農業革命が起こったことで、

人類は狩猟採集時代から、農耕時代に入った。

 

農作物を人間の都合で生産・保存することができる様になった。

保存によって「余剰」から、貧富の格差が生まれ、

価値の交換をしやすくするために通貨が生まれた。

 

 

蒸気機関を代表する産業革命によって、

それまで手仕事だったものが工業化され、

科学技術の発達によって、世の中が激変した。

 

 

これら一連の流れで考えた時、

近年で最大の変化は、インターネットの台頭だと思う

 

インターネットの何が革命的かというと、

個人とビジネスという視点で言えば、

「労働者」がインターネットのレバレッジの力を利用して自分の事業を持ち、いとも簡単に「資本家」の世界に「階級移動」ができる様になったことだ

 

 

世の中がひっくり返る。ルールが変わってしまう。

まさに「革命」だと思う。

 

 

だけど、多くの人は日々インターネットを使いながらも、このチャンスに気づかない

 

ブログを中心としたメディアを活用することで、

年間数千万〜数億円を、ほぼ自動で稼いでいる人たちが実際いるにも関わらず、だ。

 

「古い信念」が邪魔をして、気づかせないからだ。

 

 

  • 自分に起業なんて出来るわけがない

  • 起業はリスクが高いものだ

  • ネットビジネスって情報商材でしょ?なんか怪しい

  • 収入を得るためには、会社に勤めないといけない

  • 労働しないでお金が稼げるわけがない。それが本当だったら、今まで会社勤めをして頑張ってきた俺の人生は一体どうなるんだ

 

これは私が実際にネットビジネスに初めて出会った時に、実際に思ったことだ。

 

似ている「信念」を持っている人は、少なくないと思う。

 

 

今回の話をまとめると、

 

  • 社会の変化に適応するには、まず自分の「信念」を自覚すること

  • 「信念」は、あなたを幸せにすることも出来れば、破滅させることもできる。

  • 「信念」はいつでも自分で選べる。自分を向上させ、幸せにする「信念」を選ぼう。

  • 今の最大の変化はインターネット。個人がノーリスクでビジネスオーナーになれる時代になった。

 

この本を読んで、「正しい信念」を選ぶことの重要性を強く感じました

 

そして、個人的には、インターネットの可能性に気づいて、

ツールとしてのネットを活用して「迷路」から脱出し、

心から人生を楽しめる人、幸せな人が増えたらいいな、と心から思います。

 

以上、自分への備忘も兼ねて読書メモ的に書いてみました。

 

私が年収1500万円の会社を辞めようと思った12の理由

 

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私は、大手商社を退職後、年収5億円の25歳起業家に弟子入りし、ウェブマーケティングを学びました。
 
現在は、フリーのマーケティング・コンサルタントとして活動中。
 
 
 
 
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