脱ニート完全マニュアルを読んでみた|地雷屋さん著|感想・書評

 

こんにちは、ゆいです。

今日はTwitterのフォロワーさんに
教えていただいた、地雷屋さん

脱ニート完全マニュアル

の感想を書いてみたいと思います。

元ひきこもりニートがリアルに教える! 脱ニート完全マニュアル

読んでみた感想を一言でいうと、
もう共感の嵐。そしてためになる。

 

巷の自己啓発本って、

こうあるべき

みたいな理想論や正論が多くて

どうしても自信が持てないときや
努力しても行き詰まっているときは

それが出来れば苦労しないよ!泣

って言いたくなること
あると思うんですよね。

正論だとわかってても
行動できない自分を責めてしまって
逆に苦しくなったり。。

 

そういうときに、

ハードルを極限まで下げてくれて
最初の一歩を踏み出すための
希望を
与えてくれる本です。

ニート脱出が目的じゃなくても

自信が持てなくなってる人、
行き詰まって最初の一歩が
踏み出せない人には、

すごくおすすめの本です

 

今回は、備忘録もかねて
特に印象に残った内容や感想を
ご紹介していきたいと思います。

 

目次

ニートの核となる原因の一つは、「学習性無力感」

 

「学習性無力感」という言葉、
聞いたことありますか?

地雷屋さんの考察では
これがニートの大きな原因の一つです。

まず、学習性無力感がどういうものかというと…

ある実験があります。鎖につないだ犬に、床から電気ショックを与え続けます。当然、犬は嫌がり、なんとか鎖をちぎろうとしたり、逃げようとして暴れます。そのようなことを数十回繰り返します。すると・・・犬は電流に対する抵抗を諦めるようになります。

その後、犬の鎖を外します。そして電気ショックを与えます。もちろん鎖はないので、その場から逃げ出せば、電気ショックからも逃げられます。

しかし、犬は逃げません。電気ショックを受け続けます。もう鎖はなくて、走って逃げられるのに?

そうです。犬は何をしても無駄だと「学習」してしまったのです。

 

こういうことなのですけど、

この「学習性無力感」によって、

ニートは自分の幸せを願うことさえも
諦めてしまうようになる、という話です。

 

この「学習性無力感」の話は
自分自身の経験とも重なって
すごく共感しました。

 

頑張りたいけど頑張れない

という状況って、

過去の度重なる失敗経験とか
頑張っても報われなかった経験が
足枷になることも多いですよね。

 

最初は壁にぶつかっても

頑張ればいけるはず!

って自分を奮い立たせて頑張るんだけど、

だんだん自分の限界が見えてきて。

 

行動することの重要性はわかってるから

本当はアクセル全開で行動したいのに
勝手にブレーキがかかってしまう

この生きづらさとか。

 

頑張っても結果が出なくて

あ、自分こんなもんか

って思うことのつらさとか。

 

でもやっぱり

まだ諦めたくない!

って必死でもがく葛藤とか。

 

 

状況や程度の違いこそあれ、

年齢を重ねるほど
今までの人生で培われた無力感と戦う
ことって誰しもあるのかなと思います。

(わたし自身もまさにそうでした)

 

この本の内容は共感することだらけで
置かれている状況や立場は違うけど

しんどい理由も、
動けなくなる理由も、

人間って根本的には一緒だし
変わらないんだなと思いました。

 

他人を100%理解できないのは当然だし
仕方がないと思います。

どんな経験をしてきたかによって
持ってる信念も価値観も違うし
そもそも絶対的な正しさなんてないし。

何が正しいか、
何が幸せかなんて人それぞれだし。

 

でも、こういう書籍を通してでも
他人の人生や気持ちを知ることが
少しでもできれば

無知による誤解や無意味な偏見って
少しは減るんじゃないかな。

(この話に限らず、
 世の中誤解と偏見だらけだと思う)

 

努力すれば何者にもなれるなんて嘘

 

次にすごく印象に残ったのが
この3つの言葉です。

↓↓

 努力で人は何者にでもなれるなんて、嘘。

なれないのは努力が足りないんじゃなくて
努力のやり方を間違えているか、
そもそも無理か。

 

反対に本人が「頑張った!」
って思うことって、
所詮無理して出した結果。

それはね、他人も無理すれば
追いつける程度なんです。

なんでもなくできること。
それこそが「できること」であり
その人の才能が潜む場所。

で、もしそのなんでもないことを
意識して努力し始めたら、
相乗効果でそらもうとんでもないことになります。

 

人間は根本的には絶対に変わらない

時間をかければ変われる」とか
努力すれば変われる」とか
戯言だと思っています。

じゃあダメ人間はずっとそのままなのか
というとそうではない。
状況は変えられる。

根本的には変わらないけど、
「知識」と「経験」が増えただけ。

 

「努力で何者にでもなれるわけではない」

「向いてないことを頑張っても知れてる」

「人は根本的には変わらないけど
 知識と経験は増える」

 

これはいろいろ考えさせられました。
同意できるところ同意できないところ
両方あります。

 

まず同意できるところは

やっぱり向き不向きはどうしてもある

ということ。

だから、努力するなら
ある程度自分が向いていることに
焦点を当てて取り組むべき。

 

わたしは子どもの頃から
コンプレックスだらけの
自分を変えたくて、

学生時代も会社員時代も、
他人が持っているけど
自分にはない素質にばかり憧れて、

別人になろうとする努力をしてました。

結果的に、

長所を見つけて伸ばすというより、
欠点を克服することばかりに
焦点を当ててしまってて。

で、散々やってみて思ったのが、

やっぱり別人になろうとする努力は
苦しいわりに大した結果にならない。

それどころか、

まさに学習性無力感の原因になる。
まじで逆効果。

なので、

自分の持っているものに目を向けて、
それを生かす努力をすることが
本当に大事だと思う

 

(参考記事:わたしが学習性無力感と戦ってた会社員時代の話

 

知識と経験があれば人は変われる

 

次に同意できないところ。

地雷屋さんは

人は根本的には変わらない

というスタンスですが、

 

わたしは
「知識」や「経験」の積み重ねで
人は変われると思っています

もちろん根本的な素質は変わらないけど、
「知識」や「経験」が増えれば
人は確実にパワーアップする。

 

どうしてそう言えるかというと、
「知識」はすべてのベースだから。

 

人間は、

知識」がないことは「思考」できない。
知識」がないことは「想像」できない。
知識」がないことは「発想」できない。
知識」がないことは「判断」できない。

 

逆に、知識をちゃんと得ていけば

想像力も
思考力も
発想力も
決断力も上がるし

知識があれば行動力が上がって、
経験が増える

小さな成功体験がひとつできれば
それは自信になるし
人生を飛躍させるきっかけになる。

 

この地雷屋さんの書籍だって、
まさに知識を通していろんな人の
人生を変えていると思います。

ニートの原因は何なのか?
どうやって抜け出せばいいのか?
職を見つけるまでのステップは?
どんなマインドセットで臨めばいい?

こういう知識を伝えることで

読んだ人に勇気を与えて
具体的にやるべきことを伝えて
間接的に相手の人生を変えている。

 

だから、知識を得ることで
人生の可能性は広がるし

知識と経験を積み重ねながら
一歩ずつ前に進んでいけば

やがては想像もしていなかった
自分にだって出会える

わたしはそう思います。

 

過剰な心配が「自己肯定感」を奪う

 

ニートのもうひとつの原因として

自己肯定感のなさ」があります。

 

他者に存在を肯定された経験の圧倒的な欠如。

 

それは幼少期の家庭環境に
由来するものが多くて

親に褒められた記憶がなかったり

逆に、愛されてはいたけれど
親が過剰に心配性だったり。

 

心配」という言葉は、自信信頼の対義語と言ってもいいくらいの危険な言葉。

 

これは自分自身の経験からも
すごく納得感のある言葉でした。

親にあまりにも心配されると
逆に不安になってハードル上がって
しまうんですよね。

 

大切な人だからこそ、

過剰な心配ではなく
相手に自信を持たせてあげること
信頼してることを伝えること

これは覚えておきたいです。

 

失敗を成功と認識する

 

この考え方もすごく勉強になりました。

エジソンが電球を発明するまでに
1万回失敗した話は有名ですよね。

私は失敗など一度もしていない。
 1万種の適していない素材を
 見つけただけだ。

という名言も残っています。

 

彼のエピソードで重要なのは、

彼は実験をする前から

電球が光る素材を発見すること

だけではなく

電球が光らない素材を発見すること

も成功イメージとして捉えていたこと。

 

就活なら、面接に受かっても成功。
落ちても経験になるから成功。

 

結果が出なかった経験を「失敗」と
捉えてしまうと苦しくなるけれど
客観的に考えると全然失敗じゃない。

最初から「失敗」の定義を変えると
すごく気が楽になるなと思いました。

 

変わらないまま変わる

 

先ほどの

人間の根本は変わらない

という話とも関連しますが、

幸せになりたいと思うのであれば、

① 自分の本当の欲望を知る
② やりたいことと、絶対に嫌なことを知る
③ 自分のできることで0→1を作る

この3つをちゃんと押さえた努力をする。

わたしは別人になろうとして
努力したけど間違ってたなと思うし

そもそも他人と比べると
他人の芝は永遠に青く見える罠にはまるので

他人との比較ではなくて

自分軸で成果を出せるところで挑戦する

これは本当に大事だと思いました。

 

悪口を言わない

 

絶対に悪口を言わないこと」

というアドバイスがあったのですが
その理由が秀逸でした。

何かと言うと、

自己肯定感がなくて
完璧主義になってしまう人は

自分でも無意識のうちに
欠点を探す癖がついてしまっている

欠点を探す癖は当然自分にも向けられるから

自分はこういうところがダメだ
自分はこんなにできないことだらけ

と、常に粗探しをして
自己否定する思考になってしまう。

 

だから、

人に対しても
漫画などの作品などに対しても
悪口や批判をやめてみる。

逆に良いところを探す癖をつければ
自分の良いところも
人の良いところも

どんどん見えるようになってくる。

これは本当にその通りだと思いました。

 

最後にまとめ

 

最後に、

これから0→1を作っていく上で
押さえておきべきポイントを
簡単にまとめておきます。

 

結果を出すために押さえておくべきポイント
①自分の本音を知る
②やりたいこと、絶対やりたくないことの明確化
③自分がある程度適性のある分野で挑戦する
④正しいやり方で努力する

 

地雷屋さんの書籍は、

なるほど」と思える視点や

気持ちが楽になって行動しようと
思える言葉が満載の良書だったので

ぜひ読んでみてください。

元ひきこもりニートがリアルに教える! 脱ニート完全マニュアル

 

ちなみに、わたしが会社員時代に
「学習性無力感」と戦って挫折した話。

↓↓
(中流階級の田舎娘が上京して、エリート社会の壁にぶち当たりまくった話

誰もが共感できるわけじゃないだろうけど
当時の本音をかなり赤裸々に書いてみました。

よければ読んでみてください。

 

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私は、大手商社を退職後、年収5億円の25歳起業家に弟子入りし、ウェブマーケティングを学びました。
 
現在は、フリーのマーケティング・コンサルタントとして活動中。
 
 
 
 
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