ルミネの広告コピーに学ぶ、感情を揺さぶる文章を書くために重要なこと。

こんにちは、ゆいです。

ルミネの広告って、すごく印象に残りませんか?

 

これとか。

「運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる。」

 

これとか。ちょっとエロいけど爽やか。笑

「似合ってるから脱がせたくなる。」

 

「会えない日もちゃんと可愛くてごめんなさい」

 

「未来を信じてなきゃ服なんて買えない」

 

特に1つ目の広告は、わたしは確か新宿ルミネを通りかかったときに見たのだけど、まるで映画のワンシーンを見てるみたいで、思わず立ち止まってしまいました

たぶんわたしと同じように、この1つ目の広告を見た人の多くは、たぶん自分のこれまでの人生でいちばん「運命を狂わす恋」に近いものを、記憶の中から引っ張り出してきてるんじゃないかな?笑

 

当時わたしは広告にもマーケティングにも、まったく関係のない世界にいて、意識して広告を見ることはほとんどなかったけれど、なぜかルミネの広告だけは結構鮮明に覚えてるものが多かったんですよね。

 

目次

ルミネの広告コピーが印象に残る理由

 

今はマーケティングを仕事にするようになったので、「本当に上手いなあ…」って思います。

切ないコピーと鮮やかな色彩。

女性が憧れる世界観。

受け入れられる絶妙なさじ加減のポジティブさと共感。

 

このコピーを書かれてるのは尾形真理子さんという、博報堂のコピーライターの方です。

 

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」というコピーは、小説にもなっています。

↓↓

試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

 

で、このコピーが生まれた背景についての、尾形さんのインタビューが面白かったので抜粋しますね。

 

でも、まさかLUMINEのコピーが、こんなにも女の子たちの心に刺さるとは想像以上でした。広告のコピーが、まるで、自分に対する励まし、個人的な応援のように感じてくれてくれる人たちが多くて、嬉しくもあり、驚いてもいます。例えば「なにを着ても可愛くない日も、たまにはあるけど。」のように、誰にも話したことのない極めて個人的なことでも、多くの人が心にもっている共通体験であれば、強いコピーになると知りました。

どういうコピーなら心に刺さるものが提供できるかは、自分でも100%把握できているわけではありません。ただ、こんな風に考えたのがよかったのかな、ということはあります。このシリーズのコピーを担当し始める前、LUMINEからいただいたリクエストは、「駅ビルからファッションビルに生まれ変わりたい」というものでした。利便性だけでなく、LUMINEという場所を選んで、服を買いたいと思ってもらわないといけない。ターゲットとの気持ちのつながりが重要になってきます。LUMINEを自分に関係のある場所だと思ってもらわないといけない。そのために広告でできることは何なのかといったら、「女の子たちの気持ちを一番わかっているのはLUMINEだ」と伝えていくことだと思いました。だから、例えばたった一枚のブラウスを女の子が選ぶとき、その裏にあるであろう「いろいろな感情」を考えてみたんです。

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」というコピーも、根っこにはその考えがあります。そのブラウスでどんな自分になりたいのか。そのブラウスを着て誰に会いたいのか。会社での受けはどうか。次のシーズンまで着たいかどうか。自分のクローゼットの中との相性はどうか。一着の購買を通じて、あらゆる自分と向き合っているはずです。たかがブラウスじゃない。そんなふうにいろいろと想像してみる。

実際に、そんなことを意識的に考えながら試着室に入る人はいないかもしれないですけどね。私だって、服を買うときは服のことしか見ていません(笑)、だけど、誰かを思いながら服を選ぶときの気持ちはわかるし、それってすごく、素敵なことだと思います。女の子にとって買い物は単なる消費行動ではない。もっと豊かなものだ。そんな彼女たちの物語を1行に集約して、「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」というコピーを書きました。

(引用元: 記事全文)

 

たったひとつの短い言葉で、見た人の感情を揺さぶる。

わたしが言葉の力っていうのをすごく実感した広告でもあります。

 

こういうコピーが生み出せるのは、やっぱり相手のことを徹底的に考えて、どんな言葉を伝えれば相手に響くのか、考え抜いているからなんですよね

 

ブログで読んだ人の感情を揺さぶるのはもっと簡単。

 

ルミネの広告はマス向けで、かつたった一文のコピーなので、見た人の心を揺さぶるコピーを作ることの難易度はかなり上がります。

でも、個人が書くブログなら、相手の感情を揺さぶる文章を書くのはもっと簡単なんです。

伝えられる情報量が多いから、相手と深いコミュニケーションを取ることもできるし、実際読んだ人から反応を得ることもできるので。

 

もし自分の友達が何かで悩んでいたら、たった一人その友達に向けて、深く響くメッセージをブログに書いてみる

相手のことを知っていればいるほど、どんな言葉をかけたら響くのかわかるはず。

そして一人に響くメッセージは、他の人にも響くんです。(同じ悩みを持ってる人や、似た状況にいる人は、世の中にはすごくたくさんいるから。)

 

なので、まずは相手を深く知って、そのたった一人に響くメッセージを書いていく

この積み重ねで、人の心に響く魅力的なコンテンツというのは作られていくと思います。

 

—————

私は、大手商社を退職後、年収5億円の25歳起業家に弟子入りし、ウェブマーケティングを学びました。
 
現在は、フリーのマーケティング・コンサルタントとして活動中。
 
 
 
 
ブログに書けない話は無料メルマガで発信中。
 
年収5億円の起業家から学んだ、「個人がブログを収益化して資産を作る方法」や
 
企業が売上アップさせるためのヒントになる情報を発信しています。
 
 
 
 
無料メルマガにご登録いただいた方に、期間限定で「仕組み化」の全体像がわかる電子書籍(「マーケティング× 仕組み化」で人生を変える)をプレゼントしています
 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です