ディズニーのビジネスモデルとコンテンツビジネス

こんにちは、ゆいです。

今日はディズニーのビジネスモデルとコンテンツビジネスについて書いてみようと思います。

今後の世の中の需要や収益性の高さ、社会的な意義という点においても、コンテンツビジネスは超有望だなと改めて思いました。

その理由について書いていきます。

 

目次

ウォルト・ディズニーの収益構造に見る「コンテンツ」の重要性

 

ウォルト・ディズニーの決算内容を見ると、収益規模・利益率ともに超優秀。そして、ディズニーのビジネスにおける、コンテンツの重要性を実感します。

ウォルト・ディズニーの2018年の売上高は約6.5兆円税後利益は1.4兆円

売上高6.5兆円というのは、日本の広告業界の市場規模とほぼイコールくらい(日本の広告市場の規模は約6.8兆円)。

税後利益1.4兆円というのは、日本企業の税後利益額で1位のトヨタ(1.8兆円)や、2位のソフトバンク(1.4兆円)とほぼ同じ規模。(しかも利益率が21%と高い!

実はディズニー関連以外の事業も所有する、巨大コングロマリットです。

 

ウォルト・ディズニーの事業は大きく分けて4つ。

①メディア事業

ディズニーチャンネルabc(米国3大メディアの一つで、収益額で世界最大の放送局)、ESPN(NFL、NBA、プレミアリーグなどのスポーツ専用の放送局)などを傘下に納めている。
視聴者からの講読料収入、広告収入、グッズ販売などが収益源

②テーマパーク運営

日本のディズニーランドを運営しているオリエンタルランドとは別。ディズニーランドは世界に6つあり、米国に2つ、上海、パリ、香港、東京にあります。この中で唯一東京はディズニー直営ではなく、オリエンタルランドが業務提携して運営しています。

③映画事業

米国の6大映画スタジオのひとつ、ウォルト・ディズニー・カンパニー。近年は、Pixar(トイストーリー、モンスターズインクなど)やMARVEL(スパイダーマンなど)、LUCAS FILM(スパイダーマンなど)などを買収して傘下におさめています。さらに今年は、業界第3位の21世紀FOXを買収し、Huluを子会社化しています。

④個人向けオンライン配信/グッズ販売事業

インターネットによる消費者へのグッズ販売や、動画のストリーミング配信などを行っている事業のようです。

各事業の収益構造はこんな感じです↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ここで注目して欲しいのは、売上の構成比です。

もっとも大きいのはメディア事業で、主にディズニーが保有する放送局が視聴者から受け取る講読料。次に大きいのがテーマパーク運営による収入。

ディズニーのキャラクターを作っている映画事業は、売上の比率としては全体の17%で決して大きくはありません。でも実はこの映画事業を中心とした「魅力的なコンテンツ」が、ディズニーの最大の強みでもあります。

だって、もしディズニー映画の物語が、夢も希望もないつまらないストーリーだったらどうなると思いますか?笑

ディズニー映画がつまらない

誰もディズニーに憧れない

ディズニーランドが「夢の国」にならない

ファンも生まれない
(ディズニーチャンネルなどのメディア事業の収益減)

ディズニーランドに人が集まらない
(テーマーパーク収益減)

キャラクターに魅力を感じてもらえない

誰もキャラクターを欲しがらない
(ライセンス料やグッズ販売の収益減)

収益の柱が消滅

 

魅力的なコンテンツがあるからこそ、テーマパークに人が集まる。ディズニーチャンネルを見てもらえる。人がミッキーやプーさんに価値を感じてグッズが売れる。ということなんですよね。

なので、映画事業というのは、ディズニーにとっては超重要な利益の源泉であり、ディズニービジネスの広告そのものでもあります。

コンテンツの重要性を理解しているからこそ、魅力的なコンテンツを持っている競合他社をどんどん買収しているんですよね。

 

コンテンツは「人生の教科書」である

 

次は、コンテンツは人生勉強において、最高の教科書である、という話。

 

今世の中は、どんどんコンテンツの時代になっています。

高度成長の時代が終わり、世の中の需要が生活必需品(ニーズ)から、個人の多様化したニッチなウォンツに変化してきました。

生きていくために必要なものが満たされると、人は生活の中に「楽しさ」「面白さ」「感動」「刺激」を求めはじめます。

電化製品などの日本の製造業の存在感が薄れてきているのと対照的に、魅力的なコンテンツの影響力はすごいものがあります。

たとえば、

・ポケモンGoの影響で公園に人が溢れる
・AKBの握手会に多くの人が集まる
・ジブリやドラゴンボールがきっかけで、日本に移住した外国人
・スラムダンクに憧れてバスケを始める人

などなど….。

私の知り合いでも「ヒカルの碁」の影響で囲碁を始めた人や、NARUTOの影響で日本語を勉強し始めた海外の人もいますが、

あなたもこれまでの人生で、漫画や映画などのコンテンツに触発されて何かをはじめたり、生き方や考え方に影響を受けたこと、ありませんか?

 

私も子供の頃は、スラムダンクや幽遊白書やるろうに剣心の世界に夢中になりました(歳がバレますね笑)

諦めたらそこで試合終了ですよ』という安西先生の名言は、今でも心が折れそうになったときに背中を押してくれるし、

るろうに剣心を見て、「私も大切な人を守れる強い人間になりたいな」と気づいたら当然のように思うようになっていました。

何より、日常の中にワクワクするもの、夢中になれるものができるって、本当に幸せなことだなって思います。

 

私の知り合いに、正義感が強くて一本筋が通った人がいます。

「この人間性はどうやってつくられたんだろう?」と思って聞いてみたら、彼は子供の頃、何度も繰り返し大好きな漫画を読んでいた。そしていつの間にか、そのキャラクターが自分の”人としての在り方“の指針になっていたそうです。

「今の俺、ルフィと比べてどうよ?」、みたいな笑。

なにも実世界の人だけをお手本にする必要はないですもんね。

二次元の人物を自分の基準値にする”って、なかなかに素敵だな、と思いました。

 

子どもの頃は、「漫画ばっかり読んでないで勉強しなさい!」と散々親や学校の先生に言われてきたけれど、「人生勉強」という点で、漫画ほど優れた教材はないと思います。

 

なぜなら、
人は知識がないことは想像できないから。

英語が読めない人には、英語で書かれた本の内容は理解できないのと同じように、自分がまったく触れたことのない世界のことはわからない。

知らないことは想像できないんです。

 

だからこそ、
コンテンツを通して、違う世界を知る。

「医療の現場って何が問題なの?」
「お医者さんはどんな葛藤があるの?」
「ニートの人ってどんな悩みがあるの?」
「銀行員ってどんな仕事?」
「猟師ってどんなこと考えてるの?」

それは自分とは違う人の人生を理解することであり、他者を理解すること・思いやりの心をもつことにもつながっていくと思います。

良いコンテンツにふれるほど、人生は豊かになる

「何のために勉強するのか」もわからない状態で、単語や年表の丸暗記をするような無機質な勉強をするよりも、よっぽど多くのことを学べると思います。

 

コンテンツビジネスは「個人」でもできる

 

「コンテンツビジネス」というと、ディズニーや映画、テレビやゲーム会社のような大手企業が思い浮かぶかもしれませんが、実は個人でもコンテンツビジネスはできます。

というか、個人が起業をするのにこれほど有望なビジネスはないと思います。

なぜなら、

・どれだけ価値提供しても原価がかからない
・PC1台あれば誰でもできる
・個人で数億円規模のビジネスが作れる
・コンテンツビジネスは仕組み化できるので不労所得になる
・収入が増えるにつれて自由な時間も増える
・赤字になりようがないのでほぼノーリスク

という、もはやチートだな。と言えるレベルの恩恵がインターネットによって受けられるようになったから。

資本力のない個人でも、情報発信できる環境になったことで、チャンスが回ってきたんですよね。

 

youtubeのおかげで、今や個人が無料で自分の番組を持つことができます。

ブログを書けば、世界中の人に自分の情報を届けることができます。

今や個人の情報発信者が、テレビ局などの大手の競合になる時代。

だからこそ、魅力的なコンテンツを作れる個人の影響力はどんどん大きくなります

 

魅力的なコンテンツは人を集める。そして人に信頼される。人の時間と心を奪う。

人が集まれば、それだけでもうビジネスになります。

facebookもGoogleもテレビ局もyoutuberも、人を集めて広告によって稼ぐという意味では同じビジネスモデル。FacebookやGoogleは機能、テレビ局やyoutuberやブログはコンテンツによって稼ぐモデルと言えます。

「コンテンツビジネス」というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、難しいものではまったくないです。ブログもyoutubeもコンテンツです。個人の知識や経験を言語化するとコンテンツになります

しかも、良いコンテンツには決まりきったパターンがありますだからそのパターンを学べば、個人にも魅力的なコンテンツを作ることは十分可能なんです

 

芸能人に信用があるのは、テレビなどのメディアに出ることによって認知度があるから。個人もメディアを使いこなし、コンテンツ力を磨いて発信すれば、実力次第で同じことができるんです。大手である必要はまったくありません。

 

なんだかすごく夢のある世界だと思いませんか?

実際わたしはコンテンツの「視点」を学んだお陰で、日常生活のすべてがビジネスのネタという感覚になりました。

「この世界をどんなふうに切り取って、加工して、人に見せていくか?」

それを考えながら新しいことを学んだり、経験したりするのは、これ以上ないくらい刺激的で面白いです。

 

まとめ

 

最後に簡単にまとめます。

✔︎ ディズニーの圧倒的な収益力を支えているのは「コンテンツ」である

✔︎ コンテンツは、人生勉強をする上での最高の教科書である

✔︎ コンテンツは、資本力のない個人にとって最高にチャンスのあるビジネスである

✔︎ 良いコンテンツには決まりきったパターンがあるので、知識を学ぶことで個人でも魅力的なコンテンツは作れる

というお話でした。

 

コンテンツの作り方などについては、無料メルマガの中でも紹介していくので、ご興味があればぜひ見てみてください。

 

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私は、大手商社を退職後、年収5億円の25歳起業家に弟子入りし、ウェブマーケティングを学びました。
 
現在は、フリーのマーケティング・コンサルタントとして活動中。
 
 
 
 
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