こんにちは、ゆいです。
先日、友人たちと10人くらいで
海釣りに行ってきました!
めちゃめちゃ楽しかった〜!
釣りって男性がやるものっていう
イメージがあったんだけど、
友達と遊びに行く時や合コン、
グループデート、ファミリーにも最適
だなって新たな発見だった。
控えめにいって最高だったので、
内容をご紹介します。
あと、
私が釣り船と温泉施設の
コンサルをするとしたら、
こんな感じのビジネスにするな〜
ということも考えたので、
あわせて書いてみようと思います。
目次
「釣りと温泉宴会パック」が神プランだった
今回は、えさ政丸さんの「貸切船 釣りと温泉宴会パック」を利用。
アジとイシモチが面白いくらい大量に釣れました。
私も初めてだったけど、15匹くらい釣れた。
友人10人で船を一船貸切。
釣り道具一式借りて、
釣りの後は送迎車で近くの温泉に移動して、
温泉に入っている間に釣った魚を料理してくれて、
お料理と2時間の飲み放題込みで、
1人14,000円。
このプランの一番の魅力は、
手ぶらで行けば、丸一日パッケージで楽しませてくれるから超楽ちんなことと、
非日常のワクワク感を共有することで、一緒に行ったメンバーに一体感が生まれて、グッと仲良くなれること。
ファミリーはもちろん、合コンとか、
仲間で気軽に遊びにいくのに最適。
あと、海外からのお客さんの接待にも良いなって思いました。
釣りも面白いし、お互いに教えあったり、
写真を取り合ったりして
コミュニケーションも生まれやすい。
さらに、釣った魚を一緒に食べる、
まさに同じ釜の飯を食う体験をすることで、
一気に距離も縮まるな〜と。
メンバーの中に、
魚を捌くのが趣味という男性がいて、
釣った魚をそのまま船上で捌いて、
船の上でみんなで食べました。
みんな大歓声(笑)
人生で一番美味しいアジのお刺身だった。
自分で魚を捌けるっていいな〜って思いました。
非日常のアクティビティをやると、
リフレッシュできるし、
船の上で感じるポカポカした日差しと、
海風は最高に気持ち良かった。
釣りたてのお魚はプリプリで美味しいし、
釣りの後に温泉に浸かった瞬間の
じわーっと体が温まる時間は格別。
あと、お風呂上がりのビールも(笑)
すごく満足度が高いプランで、
みんなで幹事の子に大感謝。
宴会の後は、1時間1000円の
卓球台を借りて遊んでました。
「こんなに楽しんで14,000円って
コスパ良すぎるね。最高だね。」
って、友人たちとも話してました。
「今度はカワハギ釣りのプランも行ってみよう」
ということで、すでに次の企画も決まっています(笑)
大人でもすっごく楽しめるし、
子供にとっても最高の思い出になるだろうな。
友達とワイワイ行くのもいいし、
合コンやグループデート、
ファミリーにもオススメです。
仲良くなりたい人と行くのがいい。
船着場に行きさえすれば、
あとは何もしなくても全部やってくれる。
釣った魚は料理してくれるし、
送迎もしてくれて、
お風呂もついてるから
釣りの後の臭いも気にしなくていいし、
とにかく楽ちんなのも良かった。
もし私が釣り船ツアーのコンサルするなら。プランを考えてみた。
新観光立国論でも有名な
デービッド・アトキンソン氏によれば、
日本は、観光立国になるために必要な
4条件(気候・文化・自然・食事)
を全て満たしている希少な国。
私も、今回の釣りのツアーを通して、
日本の観光資源の魅力を改めて実感しました。
国内の消費者向けにも、
ウェブマーケティングの観点から
改善できるところはあるけれど、
「これは海外からの富裕層向けに、最適なコンテンツだ!」
と思ったので、
敢えて海外からのインバウンド客向けに、
どんなサービスをどうやって売っていくか、
考えてみました。
ビジネスにおいては、
ただ良い商品を作るだけじゃなくて、
「その商品をどこの市場に持っていけば
最も価値が上がるのか?」
を考えることが、ものすごく大事なんですよね。
プラン詳細
①プラン: 「貸切船での海釣り体験と、温泉、お寿司づくり体験ツアー」
②ターゲット: 家族で訪日している海外からの富裕層。個人旅行客向けと、法人の接待需要向け。
③ツアー内容と料金: 一人60,000円/10名で船貸切
朝 7:00 宿泊先のホテルまで専用車にて出迎え
8:30 出航(東京〜横浜近郊で、アジ、カワハギ、フグ、タイなどを釣る)
船上で釣った魚をお刺身/てんぷらなどにして提供
14:30 帰港、専用車で温泉に移動
15:00 温泉を堪能。温泉に入っている間に、釣った魚を料理。
16:30 宴会スタート。料理を提供。希望に応じて、釣った魚を使ったお寿司作り体験。
19:30 宴会終了。専用車で、ホテル、もしくは希望の場所へ送迎。
④ 商品のアピールポイント:
✔︎ 手ぶらでこれば、何も準備しなくても1日中楽しめる。
料金はオンラインで事前決済。
企業側にとってはキャンセル防止、
顧客にとっては、当日の現金決済という
面倒なプロセスから解放される
というメリットがある。
当日は、
酔い止めやお水、ソフトドリンク、
軽いスナックなども無料で提供する。
「日本での釣り」
「温泉」
「釣りたての魚と料理」
「お寿司を作る体験」
という、日本ならではの体験を、
手ぶらで1日密度濃く楽しめる。
✔︎ 丁寧な説明をすることで、知的好奇心を満たす満足度の高い体験ができる。
例えば、船での移動中には、
通過する京浜工業地帯の工場や、
街の歴史的な背景を説明する。
日本の漁業や市場に関する話、
近くの海で取れる旬の魚など、
温泉の健康効果など、
興味深い話をして楽しんでもらう。
お酒は、料理に合った日本酒や
ワインの銘柄をセレクトし、
説明と一緒に提供する。
✔︎ 自分で釣った魚を使って、お寿司を作るという他ではない体験ができる。
日本でお寿司を食べられる場所は
たくさんあるけれど、
自分で釣った魚でお寿司を作る、
という体験をできる場所はなかなかない。
お寿司についての豆知識を学びながら、
自分で釣った魚を使って、
仲間と一緒にワイワイお寿司作りを
学んで食べることで、家族にとって
一生忘れられない経験を提供する。
プランの内容としては、こんなイメージ。
「気候、自然、文化、食事」という日本の魅力を、
「釣り」「温泉」「寿司作り体験」を通して
手ぶらで思い切り堪能できる、
家族や仲間と一緒に
一生忘れられない貴重な体験ができる、
というのが、このプランの一番のアピールポイントです。
集客: 現地の言語で、海外向けのウェブページを作成
海外からの富裕層を集客するために、
まずは英語、中国語などで
魅力的なウェブページを作成し、
SEOで上表示されるように作りこみます。
東京でちょっとしたアクティビティを
探している人や、
日本で美味しい魚介を楽しみたい人に、
手ぶらで一日こんなに楽しい体験ができるよ、
というプランの魅力を発信していく。
信頼感を出すためにも、
文章は必ず教養のある
ネイティブのチェックを通します。
あと、海外からのお客さんの
接待にもとてもおすすめ。
海外って、出張に家族が同行するのは結構普通です。
取引先の出張に、
奥さんやお子さんが一緒に付いて来たり、
なんなら家族と親戚も一緒に10人くらいで来た、
ということも結構あります
(出張ついでにみんなで観光しようと思ってね、的な)。
私も海外からのお客様が来た時は、
はとバスツアーを使ったり、
マイクロバスをチャーターして観光プランを作ったり、
色々やりましたが、
こんなプランがあったらすごく喜んでもらえそう。
単に一緒に食事に行ったり、
観光地を回るよりも、
お客さんとも仲良くなれると思うので、
海外から来たお客様を
ガチで楽しませたい人にとっては、
重宝するんじゃないかと思う。
海外からのお客さんは、
平日土日関係ないから、
稼働率上げられるのも良いところ。
教育: ウェブページで、ツアーを通して得られる楽しい未来を見せつける。
ウェブページでアピールすべきは、
商品の特徴ではなく、
それを買うことで得られる理想の未来。
多くの企業のウェブページが、
商品の機能や特徴についての
説明に終始してしまっていて、
勿体ないな〜と普段から
思うことが多いのですが。
私がコンサルした飲食店も
まさにそんな感じだったことがあって。
提供者側としては、
例えばコーヒーの美味しさや
品質の高さを伝えたい、
という思いが強いのだけど、
お客さんは正直そんなこと
興味ないんですよね。
相手に刺さらないことを
書いても意味がないので、
相手がその商品やサービスを通して、
自分が楽しめている様子や、
理想の状態になっているところを、
リアルにイメージ出来るような
コンテンツが必要です。
そういう意味では、
このプランの場合、
過去の参加者が楽しそうに
釣りや食事を楽しんでいる写真や、
参加者の声という形でのレビューを
目立つところに載せていきます。
他の人が最高に楽しそうに
している写真や映像、
実際に楽しんで喜んでいる人の
コメントは説得力があります。
信頼度が増すし、
得られる未来がイメージしやすい。
本当はブログも出来たらいいんですけどね。
外国語で更新していくのは
ハードル高いと思うので、
最初のウェブページだけでも
しっかり作り込んでおくといいかなと。
あとは、
メルマガ登録に誘導してリストを取得しますね。
日本での面白いツアーを案内しますって
言ってリストを取得すれば、
こちらからいつでもツアーの案内を
送れるようになるので、
お客さんになってくれる可能性が高くなります。
販売: 高額商品を売って利益を増やす。リストを取得して、リピートや紹介につなげる。
このプランの販売は、
ウェブページから申し込みした際に、
オンラインで事前決済にする。
実はその方が富裕層には喜ばれるんです。
釣りに行くのに「財布持ち歩くのが面倒」
っていう人はたくさんいる。
「一人60,000円って高すぎない?」
「こんな高いツアー買う人いるの?」
って思う人は多いと思うのですが、
ぶっちゃけ全然売れます。
正直もっと高くてもいいくらい。
彼らにとっては、10万円も100万円も誤差だし、
それよりも快適に旅行が楽しめることの方が
よっぽど大事。
家族や恋人などの大事な人を喜ばせるために、
お金は惜しみません。
それに、こういうお客さんだったら、
毎週予約が入らなくても正直問題ない。
1ヶ月に1グループでも申し込みがあれば、
1回の売上は60万になる。
日本の団体客10名の場合、1回の売上は14万円。
で、基本的にベースのプランは同じなので、
仮にホテルへの送迎を付けたり、
通訳とお寿司作りを教える人の
人件費を考慮したとしても、
原価って大きく変わらないわけですよね。
仮に、
日本人の団体客の利益率が30%とした場合、
14万円× 30% = 42,000円。
海外客向けのコストを、
日本人客向けのコスト(98,000円)に、
追加の人件費とかお酒・料理・飲み物代を
50,000円上乗せした場合でも、
合計コストは148,000円。
ということは、
海外客向けの利益は、452,000円。
42,000円に対して、452,000円。
10倍以上利益の差になる。
固定費考えたら稼働率は上がった方がいいし、
日本の団体客が入るのは
土日が多いことを考えると、
平日に海外客のツアー申し込みが
1件入るだけで、経営にはかなり余裕が出る。
しかも、お金持ちは、
気にいると何度もリピートしてくれるし、
自分の知り合いにも紹介してくれる。
定期的に来てくれる
上客を手に入れることができれば、
ビジネス的にはかなり強い。
東南アジアでも、経済発展に伴って、
成功者と呼ばれる人たちがどんどん増えてます。
私のインドネシアの知り合いは、
まだ30歳くらいだけど、
結婚式に2000万円とか平気でかけるし、
奥さんが「ウエディングフォトを撮りたい」
という理由だけで、
ドレス特注して飛騨高山まで遊びに来ます。
日本にもしょっちゅう来てる。
私の知り合いの経営者も、
あるツアー会社の海外向けプランを
作成するコンサルをした際、
金額を一桁上げて、
徹底的にサービスの質を上げるプランを作成し、
すごく売れていて良い感じだそうです。
日本って、
なぜか富裕層向けの高級ホテルのプランを作るのに、
サラリーマンがやっていたりする。
お金持ちに刺さるプランを作りたいなら、
コンサル費用払ってでも、
お金持ちの気持ちがわかるお金持ちに頼んだ方が、
よっぽど結果出るのにな、と思う。
せっかくインバウンドは日本にとっての有望市場だし、
日本は観光資源にも恵まれていて、
世界中の人に楽しんでもらえる
ポテンシャルがあるわけだから、
日本の魅力が適切に海外の人にも届いて、
日本の経済も潤う、
という好循環を作っていきたいなと思う。
繰り返しになるけど、
ただ良い商品を作っていればいいわけではない。
ちゃんと儲かる市場を見極めて、
どこにどんな形で自分の商品を提案をすれば、
利益を最大化できるかを考えていくことは
すごく大事だと思う。
あと、「集客→教育→販売」の動線を
ちゃんと考えてビジネスを作ること。
当たり前だけど、意外と出来ていない人が多い。
ネットのビジネスをやっていると、
こういう考え方を学んで、
自分でも実践したり、
友達のビジネスのサポートが出来るから、
すごく面白い。
ということで、
東京から手軽に行ける海釣りツアーと、
「もし私が釣り船と温泉施設のコンサルをするなら?」
というお話でした。
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