こんにちは、ゆいです。
今日は、ポルトガル東部エストレーラ山脈のチーズ農家さんに滞在して、チーズ作り体験をしてきたときの話です。
目次
魅惑のチーズ大国 ポルトガル
日本ではあまり流通していませんが、実はポルトガルはチーズ大国。
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特に有名なのは、エストレーラ山脈で作られる「セーラ・ダ・エストレーラ」と呼ばれるこのチーズ。
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チーズの外側にガーゼを巻いて熟成させるこのチーズは、ほんのりした苦味ととろとろの羊乳チーズのコクが病みつきになります。
スプーンですくってパンに塗って食べたり、中身がなくなったら中にチョリソーなどの食材を入れてオーブン焼きにしたり…
こんなふうにコロッケの中に入れたり↓↓
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ポルトガル名物のバカリャウ(鱈)のコロッケ。
濃厚でクセになる美味しさでした。
ということで、今回はポルトガルの食卓に欠かせないチーズ作り体験のレポを書いていきたいと思います。
エストレーラ山脈のチーズ農家でチーズ作り体験
今回滞在したポルトガルチーズ農家さんは、エストレーラ山脈の麓の小さなチーズ工房。
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8年前にフルリノベしたという宿泊施設は、温かみがあってとても可愛らしい佇まい。
実はbooking.comで普通に予約して泊まれます。
エストレーラ山脈は、ポルトガル語で「星の山脈」という意味。
標高2000メートル程度の山脈で、山の麓はチーズやバター、ワインの名産地です。
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山頂付近の湖
夏は羊のミルクの量が減るので、チーズ作り体験はやっていないそうなのですが、ポルトガル在住の知り合いが電話をして下さって、特別に少量でチーズ作りをやらせていただけることに。
ということで、一緒に滞在していたオーストリアからの旅行客3名と一緒に、念願のチーズ作りをやらせて頂きました。
教えてくれたのは、チーズ作り歴26年のアウミールさん。
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そして今回作ったチーズはこの2種類。両方とも羊乳を使ったセミハードチーズと、リコッタチーズです。
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飼育している羊たちのミルクを使って、チーズ作りスタートです。
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チーズ作りには、凝乳酵素(レンネット)と呼ばれる酵素を使います。
ポルトガルチーズで独特なのは、このレンネットに朝鮮アザミのおしべを使うこと。
これです↓↓ 庭に生えていたものをカットして使用。
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この朝鮮アザミのレンネットが、ポルトガルチーズに独特の、ほのかな苦味の理由です。
チーズ作りの工程としては、
① ミルクを温める(40度程度)
② レンネットを投入して攪拌(→プリン状に固まる)
③ プリン状になったミルクを攪拌して水分(ホエイ)を排出
④ 水分が抜けたら、ガーゼに包んでさらに水気を絞る
⑤ 型詰め
⑥ 型から出して熟成室で熟成(→完成!)
という流れになります。
↓↓
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出来立てのリコッタチーズをお昼ご飯に食べましたが、本当に美味しかったです。
ポルトガルは小さなチーズ工房が多いので、生産量も少なくあまり日本には流通していないのですが、美味しいチーズの宝庫なので、もっと日本にも入ってくるようになったら嬉しいな。
ちなみにわたしが宿泊したのは、家族経営の小さなチーズ工房兼農家ホテルだったのですが、ここのママが作ってくれた夕食はピカイチ美味しかったです。
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豚の血のソーセージ、チーズ、りんごのジャム乗せ
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バカリャウ(鱈)のピラフ
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デザートのプリン。しあわせ笑
最後にお世話になったチーズ農家のみなさんと。
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帰りは最寄りの鉄道駅まで送ってくれて、電車がくるまで小さな駅でずっと一緒に待っていてくれました。本当に温かくて優しいファミリーで、おかげでポルトガルが大好きになりました。
今回お世話になった農家ホテルはこちら。
ホームページはポルトガル語のみですが
ホテル名で検索するとbooking.comで予約できます。
アクセスは車がないとちょっと厳しいかもしれません…
こういう心を込めて大切に作られた良いモノを、どんどん世の中に広めていけるように、仕事も頑張りたいなと、これを書きながら改めて思いました。
それができるのが、マーケターの醍醐味であり面白さなんですよね。
ポルトガルはすごく素敵なところだったので、いつか仕事でも再訪するチャンスを作りたいな、と思います。
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