「バッターボックスに立ち続ける人が勝つんだな。」商社時代の元同僚I君の話。

私の商社時代の元同僚の、I君の話をしたい。

I君は、学生時代はラグビー部に所属していて、バリバリの体育会系だった。

ノリと気合だ!」が合言葉のI君は、4年間の大学生活は徹底的に筋トレと部活に励み、ちょっと日本人離れした立派な体格を手に入れた。その代償に、勉強の方はほとんどやらなかったらしい。

ちなみに、I君の入社時のTOEICの点数は300点。

TOEICを受けたことがある人はご存知だと思うが、TOEICの試験は990点満点の選択式で、四択問題が多い。

仮に鉛筆を転がして回答しても、確率論で250点は取れるだろうことを考えれば、スコア300点というI君の英語力がどの程度のレベルか、ご理解いただけると思う。

どうやってI君が英語の入社試験をパスしたのかは誰も分からないが、英語なんて当然話せないI君は、海外からの電話がバンバンかかってくる海外取引の部署に配属になった。

新人が配属されて最初の仕事は、電話応対。

通常、電話がかかってきたときは、女性アシスタントがワンコールで受話器を取るのだが、4月の新人配属の時期は、新人を電話対応に慣れさせるため、できるだけ電話を取らないように部内に通達が回る。

新人は、かかってきた電話を片っ端から取り、部内の担当者につないでいく。

 

そしてI君にも、最初の試練が訪れた。

 

I君 「はい、◯◯会社でございます。」

取引先 「Hello, this is XXX from XXXX Corporation. Could I speak to Mr.A…?」

(うおおおお、ついに英語の電話がきたーーー!!!)

思わず電話をガチャ切りしそうになるのをこらえながら、万一に備えてパソコンの横に貼っておいたメモを読み上げるI君。

I君 「そーりー。くっじゅー せい いっと あげいん?」

取引先 「Could I please speak to Mr. Anderson?」

I君 「みすたーあんだーそん?」

 

電話応対をするI君に、部内の注目が集まる。

 

I君の上司 「おい、大丈夫か?誰宛の電話?」

I君 「えーっと・・・Mr. アンダーソンにお電話です・・」

部内一同 「はあ・・・??」

I君の上司 「お前大丈夫か?うちの部にMr.アンダーソンなんていないだろ。」

 

その時。

「あ、その電話俺だ。」

I君と同じ部の安藤さんが、声を上げた。

「内線◯◯◯◯に転送して。」

 

「Mr.アンダーソン」 じゃなくて、「Mr.安藤さん」か!!!!

 

会社の近くの居酒屋でおでんを食べながら、同期4人で、I君の失敗談を聞いて爆笑した。

こんな調子のI君は、翌週にはアメリカから来日するお客さんのアテンドをするらしい。

I君 「築地でお寿司が食べたいっていうリクエストなんだけど、どこかいいお店知ってる?」

同期一同 「まじかー。お前すげえな。大丈夫なの、それ?笑」

I君 「ノリと気合っしょ!!

 

I君はその後も、数々の失敗にもめげず、持ち前のノリと気合で、突撃で仕事に取り組んでいった。

 

10年前、英語が全く話せなかったI君は、今では会社を辞めてシンガポールで起業し、貿易関係の会社を経営している。

人間は成長するものだ。

 

入社時代に驚くべきポンコツ振りを発揮し、上司に怒られまくっていた別の同期のN君は、今では部のエースとして頼もしい仕事振りを見せている。

「あいつ、酒が飲めることと、愛嬌でお客さんに可愛がられる以外は、ほとんど使い物にならなかったのに、本当成長したなあ。笑」

 

今この瞬間の実力がどうかなんて関係ない

圧倒的に成長している人の共通点は、最初はできなくても、失敗にめげず、とことんバッターボックスに立ち続けていることだ

それは、商社時代の仕事を通して明確に一つ学んだことだといえる。

人間は最初はみんなゼロだ。

今できないことを嘆く必要はなく、諦めずにやり続けた先に、新しい世界が開ける。

久しぶりに再開して、英語でスラスラ電話をしながら、楽しそうに仕事をしているI君の姿を見て、改めてそう実感した。

 

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私は、大手商社を退職後、年収5億円の25歳起業家に弟子入りし、ウェブマーケティングを学びました。
 
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